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よくある質問集
 
低身長
 

赤ちゃんの時は小さくても気にならないものですが、周りの子たちは身長がめきめき伸び始めて、毎年洋服のサイズが上がっていくものなのに、ずっと同じサイズでいたり小学校に上がっても100 cmを超えないとなると、心配になってくるのが「低身長」です。

子どもの成長には個人差がありますが、明らかに他の子と比べて小さいのではないか?と気になるようなら、成長曲線を使ってお子さんの身長の伸び具合を確認してみましょう。
■男の子の場合はこちら(http://ghw.pfizer.co.jp/c_down/pdf/A4Boy-0-18.pdf
■女の子の場合はこちら(http://ghw.pfizer.co.jp/c_down/pdf/A4gir-0-18.pdf

 
成長曲線

成長曲線成長曲線とは、男女別、年齢別に多くの子どもたちの身長データを集めて、その標準偏差を表したグラフです。

この標準的な線に比べて、お子さんの身長が高かったり、低かったりする訳ですが、その差がある一定の範囲内であれば問題ありません。この幅をSD(標準偏差)という値で示すのですが、平均値よりもSDの2倍離れている範囲内(低い場合は「−2SD」、高い場合は「2SD」)は、子どもの95%が該当するので問題のない範囲です。

しかし「―2SD」よりも低い状態が長く続いているようなら低身長が疑われますので、早めの受診をお勧めします。

 
低身長の主な原因

主な原因は、成長ホルモンや甲状腺ホルモンの分泌不足です。出産時に頭に十分な酸素が回らなくなって仮死
なった事や、転落して頭を強く打ったりした時に、脳がダメージを受けて、成長ホルモンを分泌する脳下垂体が正常に働かなくなり、十分な量のホルモンが出ないこともあります。
また、甲状腺の病気で、甲状腺ホルモンが分泌されない場合も、同様に身長が伸びない原因となります。稀に遺伝子異常で発育不全になる病気(ターナー症候群、プラダ―ウィリー症候群、子宮内発育不全等)がありますが、何千人に一人という割合なので、まずはホルモンの異常がないかどうか検査するのが大切です。

 
治療法

いずれの原因であっても、低身長と診断されれば、不足している成長ホルモン(甲状腺異常の場合は甲状腺ホルモンを内服)を、おしりや大腿部、腕、お腹などの部位に注射して補います。注射した部分が赤く腫れたり、発疹が出たりすることもありますが、通常は1週間くらいで自然に収まります。また副作用として、吐き気や頭痛等の風邪に良く似た症状が出ることがありますが、ホルモン治療をしている期間は、かかりつけ医とよく相談をして治療を続けてください。